∧63 槍ケ岳 2007年7月20−21日
台風の上陸が多い年です。予定日は台風がきたので1週間遅らせました。夜行バスで上高地に到着。天気は曇りです。たまに小雨がパラつきます。
さあ山頂まで18kmの道のり、標高差約1700mアップへのチャレンジです。広い林道を横尾山荘まで、足慣らししながら歩いていきます。ペースは速いです。荷物も苦になりません。どこにも寄ることなく、横尾まで来ました。学生の時に自転車で来て、テントを張って、奥穂高に登ったベースです。
横尾の懐かしい風景を後に、ゆるやかに槍沢ロッジに向かいます。道が細くなりました。標高が上がっていくと景色が変わります。ロッジを通過して、赤沢山を眺めながら歩きます。残雪が目立つようになりました。
とうとう残雪歩き。アイゼンは使いませんでした。ピッケルはリュックの中ですが、まだ必要としていません。少し小雨がパラついています。うすい霧に包まれていきます。槍ヶ岳の独特な景色が、いまだに見えません。残雪はコースをよく確かめています。
高山植物の花を見つけたら、観察しながら撮影しています。たくさんの花を見つけました。そして休み休みしながらも、槍ヶ岳山荘に到着しました。翌日も雨の感じがします。休憩後に登っておくことにしました。すぐに本降りになりました。何人か山頂へと向かっています。
私も軽装になって、カメラをもって行きます。岩場の道でクサリがあります。たまに下山者に会います。順番待ちすることなく山頂。もちろん視界はありません。でも山頂をひとり占めしています。しばらく雰囲気を味わいました。天気よかったら明日もう一回登ろうと思います。
下りはさらに要注意。宿に戻って濡れた服をを乾かします。自炊して夕食。翌日はやはり雨。南岳からの下りは残雪が多いというので、そのまま同じ道を下ります。早いです。12時には上高地に戻って、あいていた大阪行きの高速バスに乗ることができました。雨がなければ、奥穂高岳まで縦走する計画でしたが、これは中止になりました。
【反省点】
・雪渓をアイゼンつけずに歩いたのは、安全面でよくなかった。
・天気が悪いから荷物を1泊様に軽くしておけばよかった。
・雨の中の山頂までの往復は、反省点かも。
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