∧65 常念岳 2009年9月13日
松本から大糸線に乗るたびに、早く常念岳に登りたいと願いました。計画も何度か立てました。上高地と違って、東の登山口のアクセスが良くて、いつでもいけるという感じでした。そうこうしているうちに100名山も残りわずかになりました。
こうなったら最後の100番目にしようと、決意したのです。関西からも関東からも行きやすいので、トムラウシや幌尻岳だと、同行してくれる人がいません。乗鞍岳や八幡平では、最後の感動がうすそうです。光岳や塩見岳は難度が高くて、登り直しになるかも、、、八王子と大磯の仲間と登る約束をして9月を待ちました。
松本で合流して穂高駅からタクシーで、中房温泉に入ります。まだ登っている人がいましたが、私たちがほぼ最後尾のようです。準備してさっそく登ります。
合戦尾根は有名な急登です。少しずつ標高をあげていきます。下山してくる人とのすれ違いが多いです。団体さんも登っています。合戦小屋ではスイカを食べましたが、とても冷たくておいしいです。有明山、餓鬼岳も見えています。高山の花も増えてきました。まだ咲いています。ゆっくりと登って燕山荘に到着。
荷物を置いて、燕岳往復してきました。烏帽子岳、野口五郎岳なども見えていました。コマクサは当然咲き終わっています。株だけ見ました。翌朝は雨です。カッパを着て歩きます。天気が良いと楽そうなコースなのですが、雨の中、風もわりと強くて体が冷えます。手もだんだん冷たくなりました。
大天荘ではストーブの前で休ませてもらいました。私たちは軽装で大天井岳の撮影にいってきました。傘が役に立ちません。大天荘でおみやげを買ってから、東天井岳へと向かいます。団体さんも槍ヶ岳方面をあきらめて常念小屋での宿泊に変更していました。私達も蝶ヶ岳を断念しました。(少人数なので予約していません)
動いて体をあっためます。止まっても足踏みしています。登りが大変だというよりも、体を温めるのが優先です。やっと常念小屋について、宿泊の手続きをして、荷物の整理と昼食をしました。ゆっくり体を温めて休みます。だんだん人が増えます。夜は風の音がしています。朝は雨がやんでいました。
軽装で常念岳山頂の往復をします。高い木がない石の多い斜面です。風が強いので体をもっていかれそうです。とにかく強風です。こんな強風は今まで熊野岳とここでしか、体感していません。東天井岳が見えていましたが、やがて槍ヶ岳も見えだしました。あちらはまだ雲があります。時間かかりましたが、晴れて明るい常念岳山頂に到着しました。
山頂にいた人も含めて百名山達成を、祝ってもらいました。うれしかったです。撮影も忘れずにしています。南に蝶ヶ岳が見えますが、今回は眺めるだけです。いつかきっと、、、
同じ道を下り、小屋で荷物を拾って、ヒエ平へと下りていきました。樹林帯で展望がなくなりました。沢水が見えるようになると、花畑がありました。この辺は温かいのか、まだたくさん咲いています。この道はいいなと感じました。
昨日の雨と違って登ってくる人が多いです。麓で様子を見ていたそうです。ヒエ平にタクシーを呼んでいたので、それで穂高駅まで戻りました。百名山達成万歳!
【反省点】
・あんなに寒波になるとは、、、装備が軟弱すぎた。
・岩場の常念岳は風が強すぎた。もっと経験しておくべきだった。
・寒かったので、常念小屋のまわりを散策していない。
|