∧82 塩見岳 2009年7月19日
百名山制覇まで、いよいよ大詰めです。98番目の山が塩見岳になりました。登山口までバスで行こうと考えていたので、最後の方になりました。最近は集中豪雨が多いです。そのためか豊口山口は修復中で、バスも塩川口行きになっています。
17日夜は飯田に泊まり、電車で移動して伊那大島からバスで到着しました。マイカーが多く集まっています。小雨の中登っていきます。雨がだんだん強くなってきました。人間の住む町と変わって、木々が生い茂る、うっそうとした山の中に入っていきます。
しばらく急坂が続きます。ブナ林をゆっくり登ります。けっこう人が登っていました。豊口山分岐点手前で声をかけられました。聖岳登山で知り合った、若い男性ふたりでした。懐かしいです。相変わらず大きな荷物をもっていました。
三伏峠に着いた時はほっとしました。時間が早いので一安心です。カッパを着て歩いています。雨なので予定を変更して、ここに泊まる人がいます。少し休んで出発。長野・静岡県境の、ゆるやかな尾根歩きです。高い木がないところは、マルハダケブキなどのお花畑です。満開はまだこれからのようです。
展望の良い本谷山を通過します。雲で視界が短いです。樹林帯をまた歩きます。雨水が川のように流れているところがあります。そして稜線にでて塩見小屋に到着。小屋の女性が厳しかったので、みんな落ち着かない様子でした。たまにうっすら塩見岳の頭が見えます。雲がなかったらきれいな景色でしょう。
翌朝は雨が降っていました。それよりも風が強いので要注意です。断念して下山開始する人もいます。縦走する人はすごい度胸です。荷物が重そうでした。私は軽装で様子をうかがいながら、山頂に向かいました。うす暗い白い霧の中の山道です。
大きな木がありません。斜面にはハクサンイチゲなどが、きれいに咲いています。風で揺れています。風に負けないようにしっかりと歩きます。早く登ったので西峰も東峰もひとり占めしました。本当に風が強いです。
急いで下山。下山中に縦走の団体さんとすれ違っています。小屋につくと風が弱くなっていました。朝食を自炊して食べて下山しました。
帰りは伊那大島から高速バスで名古屋に移動しました。これだけ天気が悪いと写真も良いのがありません。やはり晴天の時がいいです。
【反省点】
・山頂周辺は強風なので、もっと警戒が必要だった。
・8月の方が季節的によかったかもしれない。
・久しぶりに会ったふたりともう少し話せたらよかった。
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