∧100 宮之浦岳 2003年5月17日
屋久島は早くからあこがれていたところです。山登りを始めてからは、宮之浦岳に登りたいと思うようになりました。他の山と違って専用のガイド本を買って計画しています。
2002年11月3日、紅葉の時期に合わせて行きました。暗い中を車で淀川登山口に向かいます。やがて雪が降ってきました。何人か登り始めているので私も出発。うすい雪を踏みながら歩きます。投石平に着いた時は手が冷たくて、小粒の雹も風で顔にあたるので断念しました。軍手もふたつとも濡れています。まだ装備があまりない頃の話です。それでも花之江河のきれいな雪景色が見られました。
そして2回目のチャレンジです。ヒルがいない早い時期に、登りたい気持ちで、梅雨前にしました。空港で車を借りて、急いで荒川登山口に移動します。たくさんの車が止まっていました。しばらくゆるやかな軌道跡歩きです。大きなモウセンゴケが、成長していました。
小杉谷事業所跡から先は、コケが生えた大きな杉が目立ちます。荷物は重いですが、楽しみながら歩きます。大株からは狭い山道になりました。新しく整備された階段もあります。ウイルソン株、大王杉、夫婦杉と見ていきます。杉の根が大きいので、またぐのに体力を使います。
やがて霧がかってきました。水場では水を補給します。そして有名な縄文杉。やっと会うことができました。この日は高塚小屋で寝袋で寝ました。翌朝は雨です。屋久島ではしかたないのかもしれません。荷物を少し持って登ります。まだ登山経験が少なかったので体力を使いました。
翌日は雨です。雨でも喉が渇きます。山頂に近付くと景色が明るくなりました。雲で遠くは見えませんが、近くは見えます。鹿のおしりが、目の前にあった時は驚きました。しゃくなげが咲き始めです。きれいな花を探して歩きます。クマザサの中を歩いたので、ズボンがかなり濡れました。
山頂に着いた時はうれしかったです。360度、キリの景色です。カメラの調子が悪いけど、ここまでなんとかもちました。写真撮ってすぐに下山します。同じ道です。屋久島は今でもあこがれています。山仲間を案内してあげたい1番の山です。島の観光も楽しいです。
【反省点】
・水場での水の補給が少なかった。もう少し持っていくべき。
・雨の中で、カメラを濡らしながら使って、調子を悪くした。
・しゃくなげの時期はやはり雨が多いようだ。
∧番外 愛子岳 2009年2月7日
∧番外 黒味岳 2009年2月8日
休みが取れたのと、飛行機のチケットが手に入ったので、屋久島に行きました。初日は移動時間があったので、午後登山として、近くの愛子岳に登りました。道案内が良いです。ロープ場もありましたが、順調に登れました。
2日目です。やはり晴天の宮之浦岳の写真を撮りたいです。早くから移動して登っていますが、雪道になりました。足が埋まり、体力を消耗します。天気もどんよりだったので、断念して、黒味岳に変更しました。雪に埋まりながらの登山です。天気が回復して青空になりました。天気が読めません。
さらに頑張って、日ざしの強い岩場の山頂に到着しました。宮之浦岳が、目の前に広がっています。投石岳も見えます。美しい山々です。向こうから、ヤッホーという声が聞こえます。こちらからも答えました。黒味岳の山頂標識は小さなものでした。花之江河も見えます。
天気良いけど、もう今から登るのは無理です。下山して、島の観光をすることにしました。モッチョム岳の下見をしたり、千尋の滝を見たりしています。いつか天気の良い宮之浦岳に登ります。
【反省点】
・宮之浦岳登っている人がいたので、もっと足跡を確認すべきだった。
・せっかく丸1日あったのだから、よく計画しておけばよかった。
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