尼崎に住んでいた頃です。北海道の二百名山に登ろうとして行動していました。石狩岳を下山して天塩岳に移動しますが、距離があるので、間でひとつ登りたいと思っていました。長い山行だと疲労がたまるので、手頃な山を探していたら、ロープウェーを活用する黒岳がありました。
大雪山の旭岳はすでに登っています。黒岳も登頂しておきたいです。層雲峡に泊まり、朝一のロープウェーで入山しました。観光の人も含めて何人かいました。五合目でリフトに乗り換えます。すでに残雪が目につきます。少し不安です。
リフトは足下に花が見えるから楽しいです。風も感じます。七合目の駅が見えます。雪で白いところが多いです。ここでいったん景色を眺めてから、アイゼンをつけて登山口を出発しました。すぐに雪道です。足跡をたどって登ります。
ほんとはジグザグした道なのでしょうが、雪道だからみんな直登しているようです。足が埋もれないので助かりました。寒くはないです。体に力が入ります。草木の近くまで登ったら、横に移動するようになりました。八合目を通過します。そして雪解けした山道を見つけました。
このまま安心して登ります。雪がなくなるとアイゼン外しますが、また残雪がでてきます。ゆるやかだから注意してそのまま歩きました。いくつか花が咲き始めています。イチゲの花はひとつだけ見つけました。山頂の花が楽しみです。何人か出会いますが、あいさつして登っていきました。
黒岳山頂です。登頂おめでとう。大きな木がない広い山上です。さっそくピークで写真を撮ります。そして景色を眺めます。キリがかっていた下と違い、青空が広がっています。目の前に、凌雲岳や白雲岳などが広がって美しい景色です。遠くに旭岳の頭を見ました。案内板があるからわかりやすいです。
どの山も白い雪が積もっています。雪解けしたところとまばらに見えておもしろいです。さて山頂ですが花が咲いています。こうなると楽しいです。イワウメがたくさん咲いています。このあとさらに見かけます。コマクサも発見しました。もう咲いているんですね。シャクナゲは咲き終わった感じでした。
時間があるので凌雲岳の近くまで行ってみることにしました。360度展望のある山道を歩きます。花がきれいです。日ざしで早くから雪が解けているところです。安心して歩きました。石室が見えるところまでいって、そこから引き返しました。いつか旭岳に縦走することがありそうです。
再び同じ道を戻ります。日が当たるのでポカポカしている山道です。黒岳山頂に戻り、残雪の道を下っ七合目登山口に下山しました。雪道は緊張しましたが、楽しい山登りでした。リフトで五合目におります。雪がなければ歩いて下るのも
楽しそうです。
五合目は広い公園になっています。座れる場所を探して、カップラーメンを作って食べました。まだお昼時なので時間は余裕です。高山植物を育ててくれているので、ロープウェー駅前で花を楽しみました。エゾノツガザクラやノウゴウイチゴ、チングルマの花などを撮影しました。
このあとは層雲峡に戻って、車で移動します。途中熊牧場によりました。さらに鍾乳洞にも行っています。天塩岳登山前日ですが、お米で有名な当麻の町に宿泊しました。早く寝ました。
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