2005年9月3日に登頂した武尊岳。車で移動して裏見の滝
側から登ったけど、午後からでその日最後の登山者。しかも一時
的に雷雨になってしばらく遠ざかるのを待つことになりました。
その間、80人くらい下山者とすれ違っています。でも雨がや
んで、キリが流れて山頂が見える時があり、無事登頂できました。
山頂は雲の中なのですぐに下山開始。前の下山者に追いついた
思い出があります。今回は14年ぶりのチャレンジ。別ルートか
ら登ることにしました。
谷川岳に登って早く下りたので片品村の花咲地区に着いたのは
16時過ぎ。まだ明るいから武尊神社にお参りしました。猿追い
祭りがあるところだそうです。
社の裏に小さな石祠が並んでいるのが独特な雰囲気でした。近
くに道の駅があり、食堂や温泉があります。山バッチも販売して
います。
前日までに川場など3つのコースを考えていました。オグナほ
たか口を見に行きます。スキー場の横に山道がありました。皇海
山が見える広い駐車場。
下山された方に聞いたら9時間以上かかったそうです。急なと
ころ多いとか。台風が小笠原に接近中だから明日は13時までに
下山したいと思っています。
武尊牧場側はゲートがあるから悩んでいたけど、民宿に泊まっ
ているから朝入れてもらえることになりました。
6時半に移動。明るくなっています。ゲートからも長い曲がり
くねった道が続きます。スキー場だから景色がきれい。時間があ
れば歩きたいです。7時前にキャンプ場の駐車場に着きました。
靴を替えてスタート。
日光白根山の頭に雲があります。キャンプのテントがたくさん
並んでいます。草地だから気持ちよさそう。すでに朝食の準備を
している人もいました。案内板を見て遊歩道に入ります。
東屋などを見て上へ。分岐で山道に入ります。トレッキングコ
ースもありました。近道で山頂をめざします。広くてそんなに急
でないから足慣らしにいいです。
ゲレンデからの道と合流と思われるところにベンチがあり、こ
こから少し木道がありました。
高い木が多くて展望がありません。キノコを見つけて撮影して
います。まだひんやり空気、体は暑くなっていきます。上側のト
レッキングコース分岐も通過。少し下りがあります。
牧場から1.9kmの札を通過。2km地点に花咲湿原への分
岐がありました。天気や時間によっては遊歩道で湿原をめぐるつ
もりでしたが、武尊山にチャレンジできます。熊注意の看板があ
りました。
体力消耗しないようにゆっくりと。だんだん道が細くなって急
になってきます。石も転がっています。えぐれた道があり、濡れ
ているから滑らないように、、、木に付いた露が風で落ちてきま
した。
日がさしこむようになって青空も見えます。三角の屋根が見え
てきました。8時5分前に避難小屋到着。武尊山まで3.5km。
田代湿原への道(3km)もありました。
ここから軽めのベチャ道が増えてきます。なるべく固いところ
を踏みます。大きなシラビソやブナの木があって楽しい山道。
倒木がいくつかありますが、最近カットされたようで歩きやすい
です。切口がおいしそう。
樹間から山が見えます。中ノ岳や山頂の方。まだ遠く感じます。
少し下ってまた登り。アキノキリンソウやリンドウの花が目立っ
てきました。トンボがたくさん飛んでいます。
やや広めの草原。上の方に古くなったベンチ。ここがセビオス
だと思うけど札がありません。ベチャに右靴が埋まって汚れまし
た。浸水しませんように。少し下ってまた登ります。山道が見え
ますが急です。
日に当たりながら上へ。険しい岩肌が見えています。中ノ岳は
まだ奥みたい。振り返るとセビオスの山が見えます。そして大き
な至仏山の斜面。山頂は雲の中ですが下山の時に見えました。
雲が流れてます。先が見えたり隠れたり。崖を登るのではなく
て巻くようです。クサリ場がでてきました。乾いているからよか
ったけど危険なところ。しっかりとクサリやロープを確認して上
へ。30リットルのザックなのでスムーズでした。
上の斜面に出たら高い木が少なくて展望いいです。ふもとに牧
場が見えました。皇海山が雲に隠れています。近くの雲が流れた
ら前武尊が見えます。もうすぐあちらの道と合流。風が気持ちい
いから座って休みました。
地図を確認してもう少し進むと、中ノ岳南の分岐。山頂経由す
ると思っていたのに、ここも巻くんですね。助かったかも。あと
1kmと思ってたのに標識には800mと記載してありました。
少し下ります。大きな石があるところは歩きにくいです。菩薩
界の水をすぎて三ツ池横の道。水が多い時は歩きにくいのかも。
静かな水面。まだ秋色ではありません。オタマジャクシがいます。
雲が切れたら日本武尊像や山頂が見えます。もうすぐ。また急
坂を上ると武尊像のところに着きました。また雲に包まれます。
なだらかになった道を進むと川場からの道と合流。そしてすぐに
ピークです。
9時52分。2158mの山頂に到着。3人いました。2回目。
石仏があったと思ってたけど記憶違い。御嶽山大神の石碑があり
ます。このあと裏見の滝側から4人登ってこられました。
陰ったり、日がさしたり。明るい時の景色が好きです。位置を
確認して雲が切れるのを待ちます。山の案内図があるから便利。
至仏山が見えました。近いから大きく見えます。左奥が平ケ岳。
山頂がわかりにくい山。
西寄りを眺めます。なかなか雲が取れませんが、ふもとの湖が
見えました。谷川岳の方向ですが山が見えないのが残念。
昨日の人は見えたと言っていたのに。。。山頂は高い木が少ない
けどシャクナゲなどで視界が狭くなっています。
皇海山の方を見たいけどずっと雲があります。前武尊も見えま
せん。先ほど歩いた方向に三ツ池が見えます。急いではいるけど
3時間の活動で早めに登頂できたのでほぼ30分休憩しました。
山頂にいた人たちもどんどん下山していきます。このあとも登
頂してくる人が多いでしょう。同じ道を下ります。石道や急坂が
多いから足を痛めないように歩かなくては、、、
三ツ池でまたオタマジャクシを見て進みます。2人すれ違い、
そしてまたひとり。オグナほたか口からだそうです。中ノ岳南の
分岐から下ります。気持ちがよい道。ぼーと休んでいたいです。
下山時は至仏山の頭がよく見えます。右の方に小さく双耳峰の
燧ケ岳がありました。クサリ場を注意しております。下りたら一
安心。セビオスを見ながら斜面を下りました。そして展望がない
樹林に入ります。
4人ほどすれ違い。ぬかるみも朝より乾いています。高い木を
見上げると朝よりも青空がきれい。風で揺れています。まだ落葉
の季節ではありません。もうすぐ秋です。
セビオスの札がないか再確認。見つけられませんでした。どこ
かにあるのかも。テンポよく下ります。えぐれた道は段差がある
のでこけないように。思っていたより長いです。足が疲れました。
やっと避難小屋。たまに休憩しています。水も飲んでいます。
どんどん下って花咲湿原の分岐。あと2kmです。足の指を痛め
そうなのでペースを上げていません。
急な道を登ってたんだなと下る時に思いました。なだらかにな
ると歩きやすいです。舗装路に出ました。東屋周辺にはアザミが
咲いていてチョウチョが飛んでいます。
13時5分前。6時間5分の山行でした。思っていたよりも早
く戻れました。ゆっくり着替えます。キャンプしていた人も半分
くらいになっています。片づけて遊びに行ったのかも。
このあと国道120号線にでて昼食。混雑を避けて早めに関越
道で移動。途中虹を見ました。台風15号が接近中。八王子で友
人と別れて府中本町に着いたのが17時半ころ。けっこう疲れて
いました。宿で台風が来るのを待ちました。
翌日羽田空港から帰ります。
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