∧86 光岳 2009年7月4日
昨年の聖岳登山。上河内岳から光岳へと縦走できなかったのが残念です。2009年5月3日に、ゴールデンウイークを利用して、チャレンジすることにしました。便ガ島の車中泊で、易老渡から登ります。けっこう急な道です。長い行程を、1日計画でのチャレンジです。
面平をすぎて急坂をさらに登ります。やがて残雪の山道となりました。これは厳しいかもしれません。下山してくる人に4回会っています。茶臼岳からの縦走の人ですが、光岳の道は雪が多くて、足跡もいいかげんでわからないので断念したとのことです。この時点で難しいと感じていました。
残雪はかたくて、アイゼンで歩くのは楽しいです。六つ歯のアイゼンです。なんとか易老岳分岐に到着。標識は頭だけ見えていました。易老岳山頂を探すのも苦労です。光岳の道も追ってみましたがわからないので、遭難しないためにあきらめました。
下山する時に未開封のお茶を1本ほど木の穴に隠して、次回成功した時に飲もうと誓いました。翌日は経ケ岳に行きました。こちらも九合目から残雪でした。
2か月経って雪が溶けたでしょうか。やはり光岳を登らずして、百名山達成はありえません。同じように易老渡からのチャレンジです。昼が長い季節です。 面平でヒルに吸われているのがわかりました。準備不足でした。もっと警戒しておけばよかったです。その後は疲れても1ケ所で立ち止まりたくなかったです。
道はわかっています。易老岳の雪も溶けていました。アイゼンは不要でした。分岐の標識も1m全部姿を見せています。たまに雪が残っているところがあります。この先は初めてです。道はわかりやすいです。樹林帯でも割と明るいです。
静岡と長野の県境を歩いています。三吉平は花がたくさん咲いています。黄色いすみれや赤いイワカガミなどがきれいです。水場があります。きれいな水が流れています。センジヶ原の木道も楽しいです。亀甲状土の様子もわかりました。
光小屋が見えてきました。大きな鹿を見ました。さらに歩きます。苦労しましたが夢に見た光岳山頂に到着しました。2591mです。木に囲まれて展望はありません。近くに狭いですが、展望場があります。
時間があるので光石を見てきました。白いきれいな岩です。池口岳も見えます。山頂近くの展望場に戻って、茶臼山や大無間山を眺めながら昼食しました。雲があるので快晴とはいきませんが、景色を楽しむことができました。
同じ道を下山します。光小屋は小屋番の人が、夏山の準備をしていました。シーズンが終わるまで下りないそうです。下山はペースが速くなります。体も軽いです。5月に隠しておいたお茶を回収して飲みました。
さすがに長い急坂下りは足を痛めました。でもまだ歩けます。この日に光岳に登ったのは私ひとりです。易老渡の駐車場で、同じようにひとりで聖岳を、1日で登ってきた男性と、少し話をしました。朝1台の車が通るのを見ています。13時間活動するのはかなり自慢できるし、自信もつきました。
【反省点】
・ヒル対策が不十分だった。朝の暗い道で山道を少し外れた。
・長い山行、まだ人が少ないので、もう少し後がよかったのかもしれない。
|